行って良かった所

越後妻有アートトリエンナーレの草間彌生作品 2

投稿日:2017年3月23日 更新日:


この草間作品を花として見ると、私には、たくましくて生命力あふれる巨大食虫植物のような気がしました。雨模様の日で、作品は雨に濡れてテラテラ光っていましたが、それがすごく生々しい感じなの。粘液みたいに見えたのですよ。もし誰かが「さっきこの花、虫を食べてた」と言ったら、「ああ、やっぱり。」と素直に納得したでしょうね。間違い無く。いや、昆虫どころか小動物くらいぺろりと食べそうな感じの花でした。

告白すれば、マダムの内側は、かなり保守的だと思います。年々ほぐれてはきているのですが、2015年夏、この草間の作品を見た時には「きゃー、可愛いー!」と声を上げて、写真を撮る感じではありませんでした。

「なんか生々しい。気持ち悪い。うにゃうにゃ動きそうで怖い。これ花じゃない。」・・・これが、2年半前に初めて「売り物ではないクサマ」を見たときのマダムの感想でした。むろん、その作家がどんなに有名な人であっても、作品に対する感想は自由です。草間彌生の作品を見て「気持ち悪い」と思っても、なんら問題はありません。草間彌生が自由に作る様に、私たちも自由に感じてよいのです。

ただ、おもしろいことに、見る側の気持ちが変わることもあるのです。

今、この「花咲ける妻有」の写真を見ると、「なんか、可愛いなあ。」となぜか思えるのです。一言で言うと無邪気な感じ。幼稚園の園庭に置いたらぴったりだろうなぁ。子どもたちは、たちまちこの作品と仲良くなるだろうな・・・というか、この花自体が、元気いっぱい天衣無縫の幼稚園児みたいな気がする・・・。そんな感想を持ちます。不思議なことです。

もう一度あの場所に行き、この作品を見たら、やはり「なんか生々しくて、うにょうにょして、ちょっと気持ち悪いなぁ。」と感じるでしょうが、同時に「無邪気で可愛い幼子みたいだなぁ。」とも感じると思います。真反対の感想が、一つの作品に入ってしまうところが、草間作品のすごさなのかもしれませんね。

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